自分で言うのも何だが、同年代の中では活発に活動をしている方だと思う。
会社以外のコミュニティに属して、積極的に活動をするし、土日も勉強の時間を確保する。

ただ、私はたまにこれを「自分が天才だから」だと勘違いすることがある。

ソフトウェア業界における天才のよく聞く逸話として、寝る間も惜しんでコードを書いて、コードを書くことが全く苦にならないという話がある。

私は、調子がいい時、たまにこのモードに入る。
その時、私は「やはり私は天才なのか」という思いに駆られるが、これはとんでもない間違いで、その勢いの魔法が解けると普通の人間なのである。

そして、その勢いのモードに入る原体験が重なると、「自分はデフォルトで天才なのではないか」という思いが生まれ、本来の凡人の自分との乖離が生まれる。
最近この乖離によく悩む。

自分として自己肯定感が高いのはいいことだと思う。
ただ、その自己肯定感が、自分自身の思い込みから来ていたりすると、かえって本来の自分との乖離に苦しむ。

おそらく私は凡人なのだ。
凡人なのだから、努力するときは苦しいし、分からないときは辞めたくなる。

たまに調子がいいときは、たまたまハテナブロックからスターが出てきただけで、その時間は有限なのだ。

そう思っていた方が、精神的に楽なんだなという今日の気付きであった。