今年のはじめにIT業界を賑わせた事件といえばコインハイブ事件だ。

詳しい話はこちらの担当弁護士が書いている文章を読んで欲しい。

この事件は最終的には最高裁で無罪を勝ち取った事件だったが、何がアツいかといえばモロさんが、自分の利害のためだけではなく、日本全体のソフトウェアのために戦った点であろう。

影響範囲はJavaScriptにとどまらず、ネイティブアプリにも及び得る。イースターエッグも裏技も犯罪である。プログラム開発一般に対して与える影響が大きすぎる。「たかが」罰金10万円の事件である。モロさんから最初の相談があったとき告げたように、10万円を払って終わりにするのが賢いかもしれない。個人として戦い続ける意味は乏しい。だが、ことはモロさん1人の損得勘定では済まなくなってしまっている。モロさんと筆者は直ちに上告を決意した。

この裁判で無罪を勝ち取った時に、裁判所の前で出された「あの紙」も、遊び心があり、まさにソフトウェアの自由さを表しているようで私はとても好きだった。

そして! ついに「あの紙」がTシャツとして発売された。

これは買うしか無い!ということで、発売された当日に購入した。

予定では2月末頃発送とのことだったが、なんだかんだで今日そのTシャツが届いた。
コインハイブの興奮を感じた同志が、Tシャツを求めた結果発送が遅れたのだと思えば、1ヶ月ぐらいの遅れなど大したことではない。

是非、私も何かしらのタイミングで無罪を勝ち取ったときにはこのTシャツを着たいと思う。

改めて、今回のコインハイブ事件に関わった方々、本当におめでとうございます。
そしてお疲れ様でした!

後日談

Twitterでつぶやいたら、モロさんからリプもらえて、無罪になった時に着てくださいとのことでした笑