家庭の幸せとはこういうものなのかと
会社の同期の結婚式に招待してもらった。
このコロナのご時世ということもあり、ゲストの人数をだいぶ絞った式だったが、そんな中でも呼んでくれたことはとても嬉しい。
恥ずかしながら、私は今まで結婚式に参加したことがなかった。(物心付く前に行ったことがあるのかもしれないが、もちろん記憶にない)
なので、自分の知る限りの「結婚式あるある」を想像して、式に臨むことにした。
私と同じく、会社の同期として招待された友達が一人いて、会場で落合ったあとに話したが、どうやらその友人も結婚式が初めてらしい。
結婚式と披露宴の違いもよく分かっていないので、2人で想像上の結婚式のすり合わせを行った。
そうしているうちに招待者が全員呼ばれ、別室に移動。結婚式が始まった。
正直なところ、結婚式は想定の範囲内だったことが多かった。会社の同僚(新婦)のウェディングドレスはメチャクチャ綺麗だったと思うし、初めて見る新郎もすごく気さくでいい人そうだなと思った。
だた、イメージトレーニングを入念に行ったからか、想像を大きく超えるような感動はなかったかと思う。
度肝を抜かれたのは、その後の披露宴である。
新郎新婦のご家族、昔からの友人の仲が良すぎるのである。
本当に全員が2人の結婚を祝っているのが、全員から感じられて、結婚式とはこんなに幸せな空間なのかと終始ボーッとしていたと思う。
当然だが、私が生まれたときには私の両親はカップルではなく、夫婦だった。
私の身の回りでも、長く続いているカップルもいれば、結婚した夫婦もいる。
しかし、そのカップルが夫婦になる瞬間を初めて目にしたのである。
勿論、カップルが夫婦になるという構造自体は自明なことである。しかし、その変化が起こるということを身を持って感じてこなかった。
想像していた結婚式あるあるの1つとして、「ここに1つの夫婦が誕生しました!」みたいな司会のセリフがあった。
あるあるとして捉えていたときは、ただの1つのセリフとしてしか捉えていなかったが、実際に式に参加して、誕生の瞬間を見れて、本当に良かったと思う。
最後の挨拶のときに、新郎が「私と妻で~」という言葉から挨拶を始めようとしたときには、なぜだか分からないが、ちょっと泣きそうだった。
今結婚式のときの熱量そのままで書いているので、おそらく忘れた頃に見返したら、とてつもない駄文に見えるのだろう。
ただ、この熱量をどこかに留めないのは勿体なすぎるので、乱雑にブログに書き綴ってみた。
本当に素晴らしかった。本当に今後も応援したい。おめでとう。