本屋には太客がつきずらい
最近のマイブームはPodcast。
Youtubeやテレビと違って、耳だけで聞けるので、家事、ランニング、筋トレ、仕事の単調な作業の時、などなど、いろんな時に聞いている。
聞いている番組もプラットフォームも様々であり、面白いPodcastを日々探している。
最近聞いているのが、「柳下今井のハッシュダグラジオ」というもの。
校閲者の柳下さんと編集者の今井さんが、様々なハッシュタグをトピックにして話す番組である。
そして、今日のコンテンツで気になったのが、「#太客」。
「自分が気に入っていた本屋が潰れてしまった。『太客』を増やす戦略を知りたい。」というリスナーのお便りから話が発展していったが、その内容が大変面白かった。
- 本屋は、飲食店などと違って、1つの商品を複数回買ってくれない。
- 本屋には基本的に複数人では来ない。
- 商品で、他店舗との差別化が難しい。
などなど。
気になった人は是非3/11の回を聞いてみて欲しい。
今まで、身の回りでも突然潰れてしまった本屋を見てきたが、ネットショッピングの影響だとばかり思っていた。
しかし、そもそも本屋というビジネス自体が、太客の獲得に向かないビジネスなんだなと思い、自分が世話になっている本屋にはしっかりをお金を落とそうと思った次第である。
何のためのITか
社外で、一般社団法人Code for Japanにプロボノとしてジョインし、「多文化フリースクールちば」というNPO団体の支援活動をしている。
昨日、多文化フリースクールちばさんとMTGをした時に、多文化フリースクールちばさん側のスタッフが、ITの導入で疲れているという話を聞いた。
私は普段変化速度の早いIT業界で働いているため、ツールがコロコロ変わることなど日常茶飯事であるが、ITに慣れていない人からすると、かなりストレスに感じるらしい。
Code for Japanの活動の中で、大きく学んだこととして、ここの乖離である。
最初はオードリータンに憧れ、テクノロジーをゴリゴリ使って社会変革を起こしていくことに価値を感じていたが、実際のフィールドワークを通して、「何のためのITか」ということを本当によく考えさせられる。
あくまで、団体を楽にするためのソフトウェアであって、エンジニアがソフトウェアですべてを叩くようになってはいけない。
今回の多文化フリースクールちばさんの件も、一旦ソフトウェアの変更を止めるという判断をした。
正直、これがどう影響するかなど、全くわからない。ただ、本当に団体さんの負荷にはなってほしくないなと思うし、ITを織り交ぜながら、楽しんで活動できる環境になるよう支援をしたい。