インラインコメントってそうやって使うのね
以前こちらの記事で、リーダブルコードを読み始めましたよ~~っていう記事を書いた
名著と言われるだけあって、色々と気づきが多いのだが、特に驚きとしてあったのがインラインコメントである。
どのプログラミング言語にもコメントはあるかと思うが、その中でもインラインコメントは最初に教わったきり、殆ど使わない印象だった。
たまに使うとしたら、TypeScriptのオブジェクト1つ1つに対して、コメントを書いていきたいときである。
const user = {
name: "matty", /* 名前 */
age: 25, /* 年齢 */
sex: "male" /* 性別 */
}
ただ、これもブロックコメントで全然代用できる。
const user = {
name: "matty", // 名前
age: 25, // 年齢
sex: "male" // 性別
}
なので、実際にはブロックコメントしか使わなくないか?と思っていた。
しかし、リーダブルコードでは、インラインコメントを、関数の引数に使っていた。
function showUser(name: string, age: number, sex: "male"|"female") {
console.log(name);
console.log(age);
console.log(sex);
}
showUser( /* name = */ "matty", /* age = */ 25, /* sex = */ "male" );
PHP8では、引数にタグを付ける機能があったが、そのような機能がない言語に関しても、インラインコメントを使うことで、引数をわかりやすく表現できるというのは驚きだった。
2つ上のポジションの視座が丁度いいという話
社会人になってからか、様々なところで、「仕事に対する意識」みたいな話をしている時に語られるのが、「2つ上の上司の目線になって仕事をしなさい」というもの。
要は、自分の上にリーダー、そのリーダーの上にマネージャーがいるのであれば、マネージャーの視点になって仕事をしなさいという教えである。
これの理論の理由として語られるのが、「リーダーはあなたの評価をしたあとに、その評価が正しいかどうかマネージャーのチェックを受ける。なのでマネージャーからもきちんと評価されていれば、あなた自信の評価が上がりやすい」ということである。
要は自分自身の視座では低く、1つ上の階級でもまだ足りない、更にもう一つ上を目指しなさい、という視座を上げさせるときに使われるが、最近、この「2つ上」以上でもよろしくないのではないか、「2つ上」が丁度いいのではないかという気づきを得た。
会社の機密情報などの関係で詳しくは語らないが、最近は有り難いことにかなり社内で高いポジションの方と一緒に仕事をさせてもらえることが多かった。
しかし、そこから普段の仕事に戻ると、今までやっていた仕事がbullshit job(クソみたいな仕事)に思えてくるのだ。
あくまで運がよく、恵まれた場所で仕事をしていただけなのに、いつの間にか自分自身の視座に影響し、普段の業務に戻った時に「今の作業は会社にどんなインパクトがあるのか」と考えるようになった。
今思い返せば、社会人3年目のぺーぺーに会社の命運を分けるような仕事が振られるわけがない。自分自身の仕事の結果、1つ1つのコードが会社を爆発的に伸ばすなど、勘違いも甚だしい。
そんな思い込みについ先週気付かされた。
恥ずかしいばかりである。
といったわけで、あまりにも高すぎる視座は、それはそれで面倒だよという話。